Episode 6

愛するコーホーよ再び、新たなミッションへの取り組み

G.Loomis社のコンサルタントを務めていた10年間、ゲイリー・ルーミスは新たなミッションを見つけることになる。以下は当時を振り返るゲイリーの言葉である。

良い10年だった。なぜなら、サーモンの保護活動に多くの時間を費やすことが出来たからだ。私はサーモンが大好きだ。こんな私と5人の釣り仲間で、1995年にフィッシュ・ファースト(www.fishfirst.org)という団体を立ち上げた。この団体は、ルイス・リバー系ノース・フォーク・リバーの支流であるセダー・クリークにサーモンを復活させることが目的だった。

salmon

その年、遡上するコーホー・サーモンの数は32匹まで減少していた。そこで、私達は、まず、ワシントン州動植物保護局と話し合いの場を持った。そして、生息流域の環境改善、栄養素の添加、人口孵化を提案した。動植物保護局官は尋ねた「どうしてセダー・クリークのような死んだ川に興味を持っているのか」と。私達は言った「もし本当に死んでいるのなら、こんな事は言い出さない。確信があるんだ。だから、我々のやりたいようにやらさせてくれないか」って。その後、何回かのやりとりの後、保護局は了承してくれたんだ。

10年を費やした。そして、2005年には、かつて32匹しか確認されなかったコーホー・サーモンがなんと16250匹まで増えたんだ。コーホーは復活したのさ。でも、この成功は長くは続かなかった。一度ギルネッター(網を用いた漁猟者)に見つかると、すぐさま網を入れられた。そんなこともあり、我々は、コマーシャル・フィッシングに従事している人達にも働きかけて行く必要性を感じていた。

我々は、全米、地域、地区レベルで、漁獲ポリシーに影響を与えていく方法を調査した。結果として、メキシコ湾沿岸から東海岸にかけて大成功を収めているグループに行き着いた。それはテキサスに拠点を置く、沿岸保護協会(Coastal Conservation Association (www.joincca.org))だった。我々は彼らにコンタクトし、彼らの活動範囲をここパシフィック・ノースウェストまで広げるよう依頼した。首都ワシントンDCにおけるロビー活動の成果もあり、今では、ワシントン州とオレゴン州だけでも10000を超えるCCAメンバーがいる。

ゲイリー・スミス

ゲイリーは、決して現在の10000人というメンバーに満足はしていない。彼は、破壊的なコマーシャル・フィッシングからサーモンやスチールヘッドを守っていくため、CCAワシントン支局とCCAオレゴン支局を一つにし、より強固な組織を創り上げようと考えている。これを実現していくために、彼は「最低でも50000人のメンバーが必要だ」と言う。この目的を果たすため、彼は今も全米各地で講演活動を続けている。

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